POCO X7 Proを購入した、あるいは購入を検討している方の中には、poco x7 proの通話録音について調べている方も多いのではないでしょうか。
そもそも通話録音はできるのか、標準機能でPOCO X7 Proでは通話録音できないという話は本当なのか、気になりますよね。
また、通話はできなくてもボイスメモのような通常の録音は可能か、便利な文字起こしができる機能の有無、さらに通話録音ができるアプリは使えるのかといった点も知りたいポイントでしょう。
特に、LINEなどでのビデオ通話中のスクリーンレコーダーで相手の声を録音できる?という疑問や、そもそも他に通話録音ができるスマホはどのような機種があるのか、様々な情報が求められます。
この記事では、それらの疑問に全てお答えし、POCO X7 Proの通話録音に関する情報を徹底的に解説します。
POCO X7 Proの通話録音機能に関する基本情報
- POCO X7 Proで通話録音はできるのか
- 標準機能でPOCO X7 Proでは通話録音できない
- ボイスレコーダーでの通常の録音は可能か?
- レコーダーアプリでは文字起こしができる
- サードパーティ製の通話録音ができるアプリは使えるのか
POCO X7 Proで通話録音はできるのか

POCO X7 Proで通話録音ができるか、という問いに対する答えは、「条件付きで可能ですが、多くの方が望む形での利用は難しい」というのが現状です。
これは、スマートフォンの機能やプライバシーに関する方針が複雑に関係しているためで、一概に「できる」「できない」と断言できない背景が存在します。
具体的には、POCO X7 Proに標準搭載されているGoogleの電話アプリには、通話中に手動で録音を開始する機能が備わっています。
通話画面に表示される「録音」というメニューをタップすることで、会話の記録を始めることが可能です。
しかし、この機能を利用する上で、知っておかなければならない極めて重要な仕様があります。
それは、録音ボタンをタップすると、自分と通話相手の双方に「この通話は録音されます」といった内容の自動アナウンスがはっきりと流れる点です。
このため、相手に知られることなく、こっそりと会話を記録することは、この標準機能では不可能となっています。
なぜアナウンスが流れるのか?
このアナウンス機能は、主に利用者のプライバシー保護を目的として導入されています。
無断での会話録音は、国や地域によってはプライバシーの侵害と見なされる法的リスクを伴います。
プラットフォームを提供するGoogleは、こうしたトラブルを未然に防ぎ、通話の当事者全員に録音の事実を明確に知らせるため、この仕様を標準としています。
いわば、意図しない「盗聴」状態になることを防ぐためのフェイルセーフ機能なのです。
こうした背景から、POCO X7 Proの通話録音機能が有効な場面は、自ずと限られてきます。
アナウンス付き録音が有効な場面(メリット)
この機能は、双方の合意形成が取れている状況下で会話内容を正確に記録するためのツールとして非常に役立ちます。
- 業務上のやり取り:口頭での契約内容や重要な指示事項など、「言った・言わない」のトラブルを防ぎたい場合に、相手の同意を得た上で明確な証拠として残せます。
- 情報の聞き返し:複雑な手続きの方法や、多くの情報が含まれる会話を後から正確に確認したい時のメモ代わりとして活用できます。
- 公式な手続き:コールセンターの顧客対応のように、あらかじめ録音する旨を伝えてから通話を開始する場面では、公式機能ならではの安定した録音が期待できます。
一方で、多くのユーザーが期待するであろうプライベートな用途には、大きな制約が伴います。
アナウンス付き録音が不向きな場面(デメリット)
自動アナウンスは、時として会話の自然な流れを妨げ、相手に不要な警戒心を与えてしまう可能性があります。
- 個人的な会話:友人や家族との何気ない会話を思い出として残したい場合、突然アナウンスが流れれば雰囲気が壊れてしまうでしょう。
- デリケートな相談:相手が話しにくい内容を相談している際に録音を開始すると、相手を萎縮させてしまう恐れがあります。
- とっさの記録:トラブル発生時など、緊急で会話を記録したいと思っても、アナウンスによって相手の態度が変わってしまう可能性があります。
結論として、POCO X7 Proの通話録音機能は、「開かれた状況で、双方合意のもと会話を記録するための公式ツール」と理解するのが最も適切です。
もし、あなたが相手に知られずに通話を記録したいと考えているのであれば、この標準機能は残念ながらニーズに合致しない、ということになります。
標準機能でPOCO X7 Proでは通話録音できない

前述の通り、POCO X7 Proには、多くの方がイメージするような「設定を一度ONにすれば、全ての通話を通知なく自動で録音してくれる」という意味での標準機能は、残念ながら搭載されていません。
この点が、一部の情報サイトのスペック表で「通話録音:なし」と記載される大きな理由となっています。
この違いを理解する上で重要なのが、スマートフォンに搭載されている「電話アプリ」の出自です。
SamsungのGalaxyシリーズやSHARPのAQUOSシリーズの一部機種では、メーカーが独自に開発・カスタマイズした電話アプリが搭載されています。
これにより、メーカーは日本の市場やユーザーの需要に合わせ、相手に通知しない自動通話録音といった、より踏み込んだ機能を「標準機能」として組み込むことが可能です。
メーカー独自アプリとGoogle標準アプリの違い
Galaxyの「One UI」やAQUOSの独自UIに搭載される電話アプリは、メーカーの設計思想が強く反映されています。
一方で、POCO X7 Proを含む多くのグローバルモデルのスマートフォンでは、Googleが開発した標準の電話アプリが採用されています。
このGoogle製アプリは、特定の国ではなく、世界中の様々な地域で利用されることを前提に作られているため、プライバシーに関するグローバル基準が厳格に適用される傾向にあります。
その結果として、前述した「録音時の自動アナウンス」が必須の仕様となっているのです。
このため、ユーザー体験には明確な差が生まれます。
「標準機能」として自動録音ができる機種の場合
電話アプリ内の「設定」から「通話の自動録音」といった項目を一度有効にするだけで、それ以降はユーザーが何も意識しなくても、すべての通話がバックグラウンドで自動的に記録されていきます。
これはまさしく「設定して、あとはお任せ」の持続的な「機能」と言えるでしょう。
POCO X7 Proの場合
POCO X7 Proの場合、録音はあくまで「通話ごとに行う手動操作」です。
ユーザーは録音が必要な通話のたびに、毎回手動で録音ボタンを押し、相手に流れるアナウンスも許容しなければなりません。
これは持続的な機能というよりは、その場限りの一時的な「操作」に近いものと言えます。
こうした背景があるため、スマートフォンのスペックを比較検討する際には注意が必要です。
単に「録音ボタンがある」という事実だけを見て「通話録音ができる」と判断するのではなく、それがどのような条件下で、どのような手順を経て行われるのかまで確認することが、購入後のミスマッチを防ぐ上で非常に重要になります。
つまり、「手動操作としての録音」と「標準機能としての自動録音」の根本的な違いこそが、POCO X7 Proの通話録音について、情報源によって「できる」「できない」と見解が分かれる最大の理由なのです。
ボイスレコーダーでの通常の録音は可能か?

はい、通話録音機能の制限とは対照的に、POCO X7 Proはボイスレコーダーとしての通常の録音機能については全く問題なく、むしろ便利な機能を備えています。
そのため、会議の議事録作成、講義の記録、あるいは個人のアイデアを音声でメモするといった多様な用途で活躍します。
POCO X7 Proには、標準で「レコーダー」という名前のアプリがプリインストールされており、これがボイスレコーダーの役割を果たします。
操作は非常に直感的で、アプリを起動し、画面下部にある大きな円形の録音ボタンをタップするだけで、すぐに周囲の音声の記録を開始できます。
録音される音質は、スマートフォンのマイク性能に依存しますが、POCO X7 Proのような近年のミッドレンジスマートフォンであれば、静かな室内での会議やメモ録りには十分なクオリティが期待できるでしょう。
もちろん、マイクからの距離や周囲の雑音によって品質は大きく左右されるため、よりクリアに録音したい場合は、なるべくスマートフォンを音源の近くに置くことをお勧めします。
録音後の便利な編集・共有機能
このレコーダーアプリは、単に録音するだけでなく、記録した後の活用をサポートする機能も備わっています。
主な録音後機能
- 再生と管理:録音したファイルは日付や長さと共に一覧表示され、いつでも簡単に再生して内容を確認できます。
- トリミング(カット編集):録音ファイルの不要な部分(開始前の無音部分や終了後の雑音など)をカットして、必要な箇所だけを抜き出す簡単な編集が可能です。
- 他アプリへの共有:録音した音声ファイル(.m4a形式など)は、メールやクラウドストレージ、メッセージングアプリなどを通じて、他の人と簡単に共有することができます。
スピーカーフォンを利用した通話の録音は可能か?
「どうしても今この通話内容を形だけでも残したい」という緊急避難的な状況では、このボイスレコーダーアプリを使った物理的な録音が一つの手段にはなります。
しかし、これはあくまで最終手段であり、品質面で多くの問題を抱えていることを理解しておく必要があります。
スピーカーフォン録音の品質と注意点
この方法で録音した場合、以下のような問題が発生し、重要な内容の記録には全く推奨できません。
- 著しい音質の低下:スピーカーから出た音をマイクで拾うため、音がこもり、非常に不明瞭になります。
- 環境音の混入:周囲の雑音や反響音(エコー)も全て拾ってしまい、会話内容を聞き取るのが困難になることがあります。
- 音量バランスの崩壊:自分の声はマイクに近いため大きく録音される一方で、相手の声は小さくなりがちです。
- ニュアンスの損失:声の細かなトーンや感情といった、会話の重要なニュアンスはほとんど失われてしまいます。
しかし、この一見シンプルなレコーダーアプリには、ただ録音するだけではない、非常に強力な付加価値が隠されています。
それが、次のセクションで詳しく解説する「文字起こし機能」です。
この機能により、ボイスレコーダーとしての利便性は飛躍的に向上します。
レコーダーアプリでは文字起こしができる

前述の通り、POCO X7 Proの標準レコーダーアプリは単なる録音ツールに留まりません。
その真価は、録音した音声データをAIが解析し、自動でテキストに変換する「文字起こし機能」にあります。
この機能により、これまで時間と手間がかかっていた議事録やインタビューのテキスト化作業を、スマートフォン単体で劇的に効率化することが可能になります。
これはXiaomiが開発する「HyperOS」のAI機能の一環として提供されており、単なる便利機能というよりも、スマートフォンをより生産的なツールへと進化させる重要な役割を担っています。
文字起こし機能の基本的な使い方
この機能の使い方は非常にシンプルです。特別な設定はほとんど必要なく、以下の手順で誰でもすぐに利用を開始できます。
- 標準の「レコーダー」アプリで、会議や講義などの音声を録音します。
- 録音が完了したら、録音ファイルの一覧画面に移動します。
- 文字起こしをしたいファイルを選択し、再生画面を開きます。
- 画面上に表示される「文字起こし」やそれに類するボタンをタップします。
- 処理が開始され、しばらくすると音声データがテキスト化されて画面に表示されます。
生成されたテキストは、クリップボードにコピーして他のアプリに貼り付けたり、テキストファイルとして保存したりすることが可能です。
文字起こしの精度と影響する要因
この機能は非常に便利ですが、現時点では完璧な精度を保証するものではなく、いくつかの要因によってテキスト化の正確さが大きく変動します。
より精度の高い結果を得るためには、以下の点を意識すると良いでしょう。
文字起こしの精度を高めるポイント
- 明瞭な発声:音声がクリアで、はっきりとした滑舌であるほど精度は向上します。早口や不明瞭な発音は誤認識の原因となります。
- 静かな環境:周囲の雑音や反響音が少ないほど、AIは話者の声を正確に認識できます。騒がしい場所での録音は精度が著しく低下します。
- 話者との距離:マイクと話者の距離が近いほど、音声をクリアに拾うことができます。
- 話者の人数:1対1の会話や単独でのスピーチは高精度ですが、複数の話者が同時に話すと、AIが音声を分離できず、正しくテキスト化できないことがあります。
- 専門用語:一般的な会話で使われない専門用語や固有名詞は、AIが学習しておらず、間違った単語に変換される可能性があります。
複数のレビューを参照すると、プロ向けの有料文字起こしサービスと比較すれば精度は劣るものの、個人的なメモや議事録の「下書き」を作成する目的であれば、十分に実用的なレベルにあると評価されています。
文字起こしだけじゃない!AIによる要約・翻訳機能
HyperOSのAI機能は、テキスト化した後の活用までサポートしています。
文字起こしが完了した長文のテキストを、さらにAIが解析し、要点を抽出する「要約」機能や、他の言語に「翻訳」する機能がそれに当たります。
例えば、1時間にわたる会議の録音データを文字起こしし、さらにAIで要約させることで、数分で読める決定事項のリストを作成するといった活用が考えられます。
これにより、情報整理の時間を大幅に短縮できるでしょう。
利用上の注意点と心構え
この便利なAI機能を利用するにあたり、いくつか注意すべき点があります。
- Miアカウントの必要性:文字起こしや要約といった高度なAI処理は、スマートフォンのCPUだけでなく、Xiaomiのクラウドサーバー上で実行される場合があります。そのため、機能の利用にはMiアカウントへのログインが必須となるケースがほとんどです。
- 最終確認の重要性:前述の通り、AIによる文字起こしは100%正確ではありません。生成されたテキストは必ず「下書き」と捉え、ご自身の目と耳で音声を聞き返しながら、最終的な確認と修正を行うことが不可欠です。特に、数値や固有名詞などの重要な情報は、誤認識されていないか注意深くチェックしてください。
このように、POCO X7 Proの文字起こし機能は、その特性と限界を正しく理解し、活用することで、ビジネスから学習まで、様々なシーンで生産性を高めることができる強力なアシスタント機能です。
サードパーティ製の通話録音ができるアプリは使えるのか

Google Playストアには、「通話録音」を謳うアプリが数多く存在しますが、現在のPOCO X7 Proのような新しいAndroidスマートフォンでは、これらのアプリが正常に動作しない可能性が非常に高いです。
その理由は、Android OSのバージョンアップに伴い、プライバシー保護が強化され、アプリが通話中の音声データへアクセスすることが厳しく制限されるようになったためです。
この制限により、多くのサードパーティ製アプリでは以下のような問題が発生します。
通話録音アプリで起こりがちな問題
- 自分の声しか録音されない
- 相手の声が極端に小さい、または全く録音されない
- そもそも録音自体が開始されない
- OSのアップデートで急に使えなくなる
たとえアプリが動作したとしても、クリアな音質での録音は期待できず、重要な内容の記録には適さないと考えた方が賢明です。
アプリのレビュー欄を確認すると、同様の問題を報告する声が多数見受けられます。
POCO X7 Pro通話録音の代替策と関連情報
- LINEビデオ通話で相手の声を録音できる?
- 地域設定の変更で録音問題を解決する方法
- 専用デバイスを使った録音という選択肢
- 自動で通話録音ができるスマホは存在する?
- POCO X7 Pro通話録音の現状と対策まとめ
LINEビデオ通話で相手の声を録音できる?

結論から申し上げますと、POCO X7 Proに標準搭載されている「スクリーンレコーダー」を通常の方法で使っても、LINEやその他のアプリでのビデオ通話中に、相手側の音声をクリアに録音することはできません。
これは多くのユーザーが直面する問題であり、スマートフォンの故障や設定ミスではないケースがほとんどです。
この問題の根源には、Android OSが持つプライバシーとセキュリティに関する重要な設計思想があります。
スマートフォンの内部では、自分のマイクから入力される音声と、アプリが再生する内部音声(相手の声やゲームのBGMなど)は、別々の経路で処理されています。
特に、通話アプリの音声はプライベートな情報として扱われ、他のアプリが簡単にアクセスできないように保護されているのです。
この仕組みは、悪意のあるアプリが他のアプリの音声(例えば、ネットバンキングの操作音や他のメッセージアプリの通知音など)を盗み聞きすることを防ぐための、重要なセキュリティ対策となっています。
多くのユーザーが直面する「試行錯誤の壁」
この仕様を知らずにLINEビデオ通話の録画を試みると、多くの場合、以下のような試行錯誤を繰り返すことになります。
- スクリーンレコーダーを起動:「これで会話も記録できるはず」と考え、LINE通話中に画面収録を開始します。
- 録画ファイルを確認:通話終了後、保存された動画ファイルを再生してみると、映像は綺麗に撮れており、自分の声ははっきりと聞こえます。しかし、肝心の相手の声だけが完全に無音になっていることに気づきます。
- レコーダーの設定を見直し:「設定が悪かったのかもしれない」と考え、スクリーンレコーダーの「音源」設定を確認します。しかし、「マイク」にしても「システムサウンド」にしても、状況は改善しません。
- スピーカー音量を最大化:最後の手段として、スマートフォンのスピーカー音量を最大にし、その音をマイクが拾ってくれることに期待します。しかし、前述の通り、この方法では音が割れたり、反響したりして、実用的な品質の録音は望めないでしょう。
スクリーンレコーダーの「音源」設定の役割
Xiaomiのスクリーンレコーダーには、主に「マイク」と「システムサウンド」という音源設定があります。
それぞれの役割は以下の通りですが、どちらもLINE通話の録音問題の解決には繋がりません。
- マイク:スマートフォンのマイクが拾った音(自分の声や周囲の環境音)のみを録音します。アプリ内部の音声は記録しません。
- システムサウンド:アプリが再生する内部音声(ゲームの音声など)を録音します。しかし、プライバシー保護のため、通話アプリの音声はこの「システムサウンド」から除外されるよう設計されている場合がほとんどです。
このように、考えうる限りの正攻法を試しても、LINEビデオ通話の相手の声を録音するという目的は達成できないケースがほとんどです。
ユーザーを保護するためのセキュリティ機能が、皮肉にもユーザーの「記録したい」というニーズの壁となって立ちはだかっているのです。
しかし、この一見解決不可能に見える問題には、スマートフォンの「ある設定」を変更することで、この制限を回避できる可能性が報告されています。
それが、次のセクションで詳しく解説する、少し意外な解決策です。
地域設定の変更で録音問題を解決する方法

前述のスクリーンレコーダーの問題には、一つ興味深い解決策が報告されています。
それは、スマートフォンの「地域」設定を日本から別の国に変更するという方法です。
スマートフォンの機能の一部は、販売されている国や地域の法律・規制に準拠して制限されています。
日本の場合は、盗撮防止などを目的としてカメラのシャッター音が消せない仕様が有名ですが、通話録音に関する制限もこれに該当する可能性があります。
地域設定の変更手順
具体的な手順は以下の通りです。
- 「設定」アプリを開く
- 「追加設定」をタップ
- 「地域」を選択
- リストから「日本」以外の国(例:「仏領ギアナ」や「アメリカ」など)を選択
この設定を変更した後に再度スクリーンレコーダーを試すと、これまで録音できなかったアプリ内部の音声(相手の声)が録音できるようになったという報告があります。
ちなみに、この方法はカメラのシャッター音を消す際にも利用されるテクニックです。
設定変更に関する注意点
地域設定の変更は、本来想定されていない使い方であり、予期せぬ不具合(一部アプリの動作不良、不要なアプリの自動インストールなど)を引き起こす可能性もゼロではありません。
試す場合は、完全に自己責任で行う必要があります。
変更によって何らかの問題が発生しても、メーカーの保証対象外となる可能性があることを理解しておきましょう。
専用デバイスを使った録音という選択肢

スマートフォンの設定変更に抵抗がある場合や、より確実で高音質な録音を求める場合は、外部の専用デバイスを利用するのが最もおすすめな方法です。
これらのデバイスは、スマートフォンのOSによる制限を受けずに通話内容を記録できます。
代表的な製品として、以下の2つが挙げられます。
PLAUD NOTE
MagSafe(または付属のアタッチメント)でスマートフォンの背面に磁石で取り付けて使用する、薄型のカード型ボイスレコーダーです。
通話中は、スマートフォンのスピーカーから出る相手の声と、自身の声の両方を高感度センサーで拾って録音します。
さらに、録音したデータを専用アプリに転送し、AIによる文字起こしや要約ができるのが最大の特徴です。
電話だけでなく、対面での会話録音にも対応しています。
Xiaomi Buds 5 Pro
POCOと同じXiaomiが販売しているワイヤレスイヤホンですが、イヤホン自体に録音機能が搭載されているというユニークな製品です。
通話中にイヤホンを特定のジェスチャーで操作すると録音が開始され、通話相手と自分の声を同時に記録できます。
録音データは一度イヤホン内部に保存され、後からスマートフォンの専用アプリにダウンロードする仕組みです。
普段使いのイヤホンとしても高性能でありながら、いざという時に録音ツールにもなる便利なデバイスです。
自動で通話録音ができるスマホは存在する?

はい、日本国内で正規に販売されているスマートフォンの中にも、標準機能として相手に通知することなく、通話の自動録音に対応している機種は複数存在します。
通話録音機能を重視してスマートフォンを選びたい場合は、以下のメーカーの製品が有力な選択肢となります。
メーカーが独自に電話アプリをカスタマイズすることで、これらの機能を実現しています。
メーカー | 代表的なシリーズ | 特徴 |
---|---|---|
Samsung | Galaxy S / Z / Aシリーズ | ハイエンドからエントリーモデルまで幅広く対応。設定で全通話の自動録音が可能。 |
ASUS | Zenfone / ROG Phone | 通常の電話に加え、LINEやWhatsAppなど一部のSNSアプリの通話録音にも対応。 |
SHARP | AQUOS R / sense / wishシリーズ | 「迷惑電話対策機能」の一環として、全通話の自動録音機能を搭載している機種が多い。 |
FCNT | arrowsシリーズ | arrows We2など、エントリーモデルでも自動通話録音に対応している場合がある。 |
一方で、Google Pixelシリーズは、Google純正のスマートフォンでありながら、日本では通話録音機能が完全に無効化されています。
「通話スクリーニング」という便利な機能はありますが、録音目的での購入は避けるべきです。