arrows We2の発熱は故障?原因と対策を実機検証で解説

スマリズ・イメージ
スポンサーリンク

arrows We2を購入したばかりの方や、これから購入を検討している方の中で、本体が熱を持つことに不安を感じている方は多いのではないでしょうか。

特に初期設定の段階でカイロのように熱くなったり、毎日の充電中に温度が上がったりすると、もしかして初期不良?、故障ではないかと心配になりますよね。

また、ネット上の評判などを調べていく中で、3Dゲームプレイ時の発熱挙動や、上位モデルであるPlusとの違いが気になっている方もいるかもしれません。

実は、この発熱の多くは故障ではなく、昨今のスマートフォンの高性能化とarrows We2特有の仕組みによるものですが、正しい知識と適切な対策を知っておくことで、過度な心配をせず安心して使い続けることができます。

記事のポイント
  • 初期設定時の一時的な発熱の原因と、それが収束するまでの具体的な期間
  • カメラでの長時間撮影やゲームプレイ時に感じる熱の正体と物理的な限界
  • ライバル機種と比較したときの発熱特性の違いと、arrowsならではの挙動
  • arrows We2独自の機能を使った、今日からできる効果的な熱対策


スポンサーリンク

arrows We2の発熱原因と本体の仕組み

ここでは、なぜarrows We2が熱を持ってしまうのか、その根本的な原因をハードウェアの構造、搭載されているチップセットの特性、そして筐体素材の熱伝導率という物理的な視点から紐解いていきます。

熱くなること自体は、スマートフォンが動作している証拠であり必ずしも悪いことではありませんが、そのメカニズムを深く知ることで、正常な熱と異常な熱をご自身で見分けることができるようになります。

  • 初期設定時はarrows We2が熱いのが正常
  • 5G通信とブラウザ利用時の熱の正体
  • カメラでの4K動画撮影と温度制限
  • 洗えるスマホ特有の熱がこもる構造
  • 搭載チップの性能と発熱のメカニズム


初期設定時はarrows We2が熱いのが正常

スマリズ・イメージ

新しいスマホを買って最初に電源を入れ、ウキウキしながら設定を進めているときに「あれ、なんかすごい熱いぞ?壊れているのかな?」と驚いた経験はありませんか。

実はこれ、arrows We2に限らず、近年のほぼ全てのスマートフォンで発生する初期化インデックス熱とも呼べる、極めて正常な現象なんです。

購入直後のスマートフォンは、バックグラウンドで私たちが想像している以上の膨大な処理を行っています。

まず、Googleアカウントの同期が始まり、電話帳やメールデータがクラウドから降りてきます。

次に、以前のスマホから引き継いだ数年分の写真や動画データのダウンロードが行われますが、ここからが重要です。

Android OSのフォトアプリなどは、ダウンロードした画像の中身を解析し、人物や場所ごとに検索できるようにタグ付けを行うインデックス作成という処理を裏側で実行します。

数千枚の写真がある場合、この処理には膨大な計算パワーが必要となり、CPU(スマホの脳みそ)とストレージ(データ保存場所)は何時間も休みなくフル稼働状態になります。

スマリズ・イメージ

さらに、数十個のアプリのインストールとアップデートも同時に走ります。

これら全ての処理を行いつつ、さらに急速充電ケーブルを繋いでいる場合、バッテリーの化学反応による熱と、CPUの演算による熱が重なり合い、本体温度は容易に40度〜45度付近まで上昇します。

スマリズ・イメージ

ポイント

この発熱はあくまで一時的なものです。

データの量にもよりますが、通常は24時間から48時間程度で全てのバックグラウンド処理が完了し、CPUの負荷が下がると同時に、嘘のように熱は収束します。

熱いからといって初期化を繰り返すと、また最初から処理が始まってしまうため逆効果です。

まずは焦らず、2〜3日様子を見てみましょう。


5G通信とブラウザ利用時の熱の正体

「ゲームもしていないし、ただネットニュースやSNSを見ているだけなのに熱くなる」という声をよく耳にしますが、これには現代のモバイル通信規格である5Gが大きく関係しています。

arrows We2が対応している5G(特にSub-6帯域)は、従来の4Gに比べて圧倒的に大量のデータを高速でやり取りすることが可能です。

しかし、その高速通信を実現するために、スマホ内部の通信モデムという部品は、4G通信時よりも大きな電力を消費します。

消費電力が大きいということは、すなわち発熱量も増えるということを意味します。

特に注意したいのが、5Gエリアの境界線付近や、建物の中など電波が入りにくい場所での利用です。

「セルエッジ」でのモデムの奮闘

スマリズ・イメージ

電波が弱い場所(セルエッジ)にいると、スマートフォンは接続を維持しようとして、基地局に向けてより強い電波を発信しようと出力を上げます。

また、5Gと4Gが頻繁に切り替わるような環境では、最適な電波を探す処理(ハンドオーバー)が繰り返され、モデムは常に全力疾走している状態になります。

この状態で、データ量の多いWebサイトやYouTubeの高画質動画などを再生すると、不安定な電波を掴むためのモデムの発熱と映像を処理するためのCPUの発熱、さらに画面を明るく光らせるディスプレイの発熱という3つの熱源が同時に発生します。

これが、ブラウザを見ているだけでも熱くなる原因の正体です。

5Gを切るという選択肢

もしご自宅や職場が5Gエリアのギリギリで、発熱やバッテリー持ちが気になる場合は、設定から4G優先に切り替えてみるのも一つの有効な手です。

通信速度は体感できるほど落ちないことが多い一方で、発熱は劇的に落ち着くことがありますよ。


カメラでの4K動画撮影と温度制限

数あるスマホの機能の中で、最も短時間で激しい発熱を引き起こすのが高画質動画の撮影です。

カメラのレンズを通して入ってきた光をイメージセンサーが受け取り、それを電気信号に変え、ISP(画像処理プロセッサ)が色味や明るさを調整し、手ブレ補正を行い、圧縮して保存する。

この一連の流れは、小さなパソコンであるスマホにとって、最も過酷な重労働の一つです。

arrows We2でも、特に4K動画の撮影や、長時間カメラアプリを起動し続けていると、カメラユニットがある本体上部から急速に熱を帯び始めます。

これは、Dimensity 7025というSoCが必死に画像処理を行っている証拠です。

そして、ある一定の温度を超えると、スマホは自分自身を守るために強制的に機能を停止させます。

画面に「本体温度上昇のためカメラを終了します」といった警告が表示され、撮影ができなくなることがありますが、これは故障ではありません。

熱によってバッテリーや基板がダメージを受けるのを防ぐための、正常な安全装置(フェイルセーフ)が作動した状態です。

特に夏の炎天下での撮影では、直射日光による外部からの熱も加わるため、数分でこの制限がかかることも珍しくありません。

撮影時の注意点

運動会や発表会など、絶対に撮り逃したくない長時間のイベント撮影でarrows We2を使用する場合は注意が必要です。

連続撮影は避け、こまめに録画を停止してスリープ状態で熱を逃がすか、直射日光を避ける工夫が必須です。


洗えるスマホ特有の熱がこもる構造

arrows We2の最大のセールスポイントの一つであるハンドソープで洗えるという強力な防水・防塵性能(IP68等級)。

清潔に使いたいユーザーにとっては非常に魅力的な機能ですが、この水や泡を一切通さないという極めて高い密閉性は、熱設計(サーマルマネジメント)の観点から見ると熱が外に逃げにくいというデメリットと表裏一体です。

一般的なパソコンには冷却ファンや排気口がありますが、防水スマホには当然そんな穴はありません。

内部で発生した熱は、筐体(ボディ)の素材を伝わって、じわじわと外気に放出するしかないのです。

樹脂ボディの「熱の遅延性」

スマリズ・イメージ

さらに、arrows We2は環境配慮型製品として、筐体に再生プラスチック(樹脂)素材を多用しています。

ここで物理の話になりますが、アルミニウムやガラスといった素材に比べて、プラスチックは熱伝導率が圧倒的に低いという特性があります。

これは、熱くなりにくいと同時に一度溜まった熱が冷めにくいことを意味します。

金属製のスマホは熱をすぐに外に伝えるため、負荷をかけると一瞬で熱っ!となりますが、冷めるのも早いです。

対してarrows We2のような樹脂製のスマホは、内部の熱が表面に伝わってくるまでにタイムラグがあります。

そのため、ゲームなどを止めた後もしばらくの間、ホッカイロのようにじんわり温かい状態が長く続く傾向があります。

この熱が引かない感覚は、樹脂素材特有の現象であり、内部に熱がこもっている証拠でもありますが、同時に急激な温度変化からバッテリーを守っているとも解釈できます。


搭載チップの性能と発熱のメカニズム

arrows We2の心臓部には、MediaTek Dimensity 7025というSoC(システム・オン・チップ)が搭載されています。

このチップは、TSMCの6nmプロセスという微細な技術で製造されており、前世代のモデルと比べて電力効率が向上しています。

ミッドレンジ(中価格帯)向けのチップとしては、必要十分な処理能力を持っています。

しかし、ハイエンド機に搭載されるチップと比べると、絶対的な処理能力には限界があります。

例えば、重たいWebサイトの表示や、複雑なアプリの起動といったタスクを行う際、ハイエンド機なら50%の力でこなせるところを、Dimensity 7025は80%〜100%のフルパワーを出して処理しようとします。

スマリズ・イメージ

人間でも全力疾走すればすぐに体温が上がるように、チップセットもフルパワーで稼働する時間が長ければ長いほど、発熱量は増加します。

arrows We2が「温かい」と感じることがあるのは、このチップがあなたの操作に快適に追従しようと、一生懸命に計算処理を行っている証とも言えるのです。


arrows We2の発熱対策とゲームの動作

ここからは、スペック表だけでは分からない、実際にユーザーが気になるゲームは快適にできるのか?という点や、同じ価格帯のライバル機種との比較、そして今日からすぐに実践できる具体的な発熱対策について、私の実機検証に基づいた視点で詳しく解説していきます。

  • 原神などの重いゲームは熱で動かない?
  • ライバル機AQUOS wish4との比較
  • バッテリーケアモードで充電熱を防ぐ
  • 画面が熱い時はExliderで操作する
  • カイロのように熱くなるのは故障か
  • まとめ:arrows We2の発熱は許容範囲か


原神などの重いゲームは熱で動かない?

スマリズ・イメージ

スマホの性能を測る指標としてよく話題になる原神や崩壊:スターレイル、ゼンレスゾーンゼロといった、超高画質な3Dグラフィックを駆使する重量級ゲーム。

結論から申し上げますと、arrows We2でこれらのゲームを快適にプレイするのは、発熱と処理性能の両面から見てかなり厳しいと言わざるを得ません。

これらのゲームアプリを起動し、フィールドを走り回ると、SoCは限界に近い処理を強いられます。

開始から数分で筐体上部のカメラ付近が40度近くまで温度上昇し、ここでサーマルスロットリングという制御が介入します。

スマリズ・イメージ

これは、熱暴走による故障を防ぐために、スマホが自らCPUの処理速度を落とす機能です。

サーマルスロットリングが発動すると、ゲームの映像がカクカクしたり(フレームレートの低下)、操作に対する反応が遅れたり、最悪の場合はアプリが強制終了してしまいます。

arrows We2はゲーミングスマホのようなベイパーチャンバーや空冷ファンといった強力な冷却機構を持っていませんので、この挙動は物理的な限界です。

ゲームジャンル代表タイトル発熱と動作の目安
ライトパズルLINE:ディズニーツムツム、キャンディークラッシュなど快適
CPU負荷が低いため、長時間プレイしてもほぼ発熱なし。体温と同程度で安定します。
位置情報ゲームポケモンGO、ドラゴンクエストウォークなど設定次第で可
GPSと通信と画面表示を常時使うため、夏場は全体が温かくなります。画質設定を下げればプレイ可能です。
3D軽量RPGモンスターストライク、FGOなど概ね快適
派手なエフェクトが連続すると一瞬温かくなりますが、プレイに支障が出るほどではありません。
3D重量級原神、スターレイル、PUBG Mobileなど非推奨
短時間で高温になり、サーマルスロットリングでカクつきが発生します。画質「最低」でも厳しい場面あり。


ライバル機AQUOS wish4との比較

arrows We2と同じく丈夫さや価格の安さで比較対象によく挙がるのが、SHARPのAQUOS wish4です。

この2機種はどちらも樹脂筐体を採用していますが、メーカーによる発熱に対する考え方(チューニング)には明確な違いが見られます。

AQUOSシリーズは伝統的に、発熱に対して非常に慎重で保守的な制御を行う傾向があります。

本体が熱くなる前に、早めに画面を暗くしたり、CPUの処理速度を落としたりするという制御が強く働きます。

そのため、AQUOS wish4は長時間使ってもあまり熱くなりませんが、その代償として、動作がカクついたりモッサリしたりするタイミングが早めに訪れることがあります。

対してFCNTのarrows We2は、ある程度の温度上昇を許容してでも、ユーザーの操作感を維持しようとする粘り強いチューニングがされている印象を受けます。

ベンチマークテストなどを行うと、arrows We2の方がAQUOS wish4よりも高いスコアを出す傾向にありますが、その分だけ本体温度も高くなりやすいです。

多少温かくなってもサクサク動いてほしい派ならarrows We2、「動作が制限されても熱くない方が安心」派ならAQUOS、といった選び分けができるでしょう。


バッテリーケアモードで充電熱を防ぐ

寝る前に充電器を挿して、朝起きたらスマホが温かい、充電しながら使っているとすごく熱くなるという悩みを持つ方に、ぜひ設定していただきたいのが、arrows We2に標準搭載されているバッテリーケアモードです。

リチウムイオンバッテリーの特性として、電池残量が0%から80%くらいまではスムーズに電気が入っていきますが、満充電(100%)に近づくにつれて、内部抵抗が変化し、電気を押し込むのにより多くのエネルギーが必要になります。

この最後のひと押しの段階で、余分なエネルギーが熱として放出されやすくなるのです。

arrows We2の設定でバッテリーケアモードをオンにし、充電の上限を85%程度に制限することで、この最も発熱しやすい満充電付近の充電プロセスを回避することができます。

スマリズ・イメージ

これにより、充電中の発熱を大幅に抑制できるだけでなく、バッテリーの劣化スピードを遅らせ、スマホの寿命を延ばすことにも繋がります。


画面が熱い時はExliderで操作する

arrowsシリーズの代名詞とも言える独自の便利機能Exlider(エクスライダー)。

これは、電源ボタン兼指紋センサーの上で指をスライドさせることで、画面に触れることなくスクロールや拡大縮小ができる機能ですが、実はこれが発熱対策(体感温度を下げる策)として非常に優秀なのです。

ブラウジングやSNSのタイムラインを長時間眺めているとき、SoCやディスプレイの発熱によって画面自体が熱を持ち、スワイプする指先が熱くて不快に感じたことはありませんか?

指の摩擦熱も加わり、不快指数は上がる一方です。

そんな時こそExliderの出番です。

スマリズ・イメージ

この機能を使えば、熱を持った画面パネルに一切触れることなく、涼しい電源ボタンの上だけで操作を完結できます。

物理的にスマホの温度を下げるわけではありませんが、指先に伝わる熱を遮断することで、体感的な熱さや不快感を劇的に軽減することができます。

これは他のスマホにはない、arrows We2ならではの賢い付き合い方と言えるでしょう。


カイロのように熱くなるのは故障か

ここまで「ある程度の発熱は正常」と解説してきましたが、当然ながら限度があります。

冬場にカイロ代わりになると冗談で言われるレベルを超え、危険な兆候がある場合は直ちに使用を中止する必要があります。

具体的には、以下のような症状が見られる場合です。

  • 素手で持っていられないほど熱い(50度〜60度以上を感じる)。
  • 充電ケーブルを挿した瞬間に、コネクタ付近が激しく発熱する。
  • 焦げ臭いような異臭がする。
  • 背面パネルが膨らんでいる(バッテリー膨張のサイン)。
  • 何も操作していないスリープ状態なのに、常に高熱を持っている。
スマリズ・イメージ

このような状態は、内部基板のショートや、リチウムイオンバッテリーの制御不全といった重大な故障の可能性があります。

そのまま使い続けると、発火や火傷事故に繋がるリスクがあり大変危険です。

製品の安全性については、独立行政法人製品評価技術基盤機構(NITE)などの公的機関も注意喚起を行っていますが、異常を感じたら迷わず携帯ショップやFCNTのサポート窓口へ相談してください。(出典:独立行政法人製品評価技術基盤機構『モバイルバッテリー「1.リコール製品のモバイルバッテリーから発火」』


まとめ:arrows We2の発熱は許容範囲か

arrows We2の発熱について、様々な角度から検証・解説してきましたが、いかがでしたでしょうか。

結論として、LINEやメール、Webブラウジング、動画視聴、そして軽いパズルゲームといった日常的な利用においては、arrows We2の発熱は許容範囲内であり、過度に心配する必要はないと言えます。

樹脂筐体による熱の残りやすさや、Dimensity 7025の特性による温度上昇は確かに存在しますが、それは壊れているのではなく、コストと性能のバランスを調整した結果の仕様です。

バッテリーケアモードで充電熱を抑え、Exliderで画面の熱を回避し、重すぎる3Dゲームは避ける。

このように、arrows We2の得意・不得意を理解してあげれば、この機種は非常に頑丈で頼もしいパートナーになってくれるはずです。

初期設定直後の熱に驚いた方も、まずは2〜3日じっくり使ってみて、熱が落ち着くのを待ってみてください。

その上で、あなたのライフスタイルに合うかどうかを判断しても遅くはありません。