AQUOSがゴミスマホと呼ばれる理由とその問題点を解説

AQUOSスマホは「ゴミスマホ」と検索されるほど評価が分かれる。

その要因の一つがzeroシリーズの迷走であり、zero7が出ないことやzero6の販売終了が影響している。

さらに、後継機の発表もなく、シリーズ継続の可能性は低い。

また、最新モデルのsense8はカメラや充電速度に欠点があり、エントリーモデルのwish4もスペック不足による動作のもたつきが指摘される。

では、本当にAQUOSはゴミスマホなのか？各モデルの実態を詳しく検証していく。

AQUOSはゴミスマホ？評判と実態を検証

AQUOS zero7が出ない理由とは？

AQUOS zero7が発売されない理由には、いくつかの要因が考えられる。

まず、AQUOS zeroシリーズ自体の市場での立ち位置が関係している。

AQUOS zeroシリーズは、軽量なボディとハイスペックを特徴としたスマートフォンだったが、近年のスマートフォン市場では「軽量であること」よりも「高性能であること」や「コストパフォーマンスの高さ」が求められる傾向にある。

このため、AQUOS zeroシリーズのコンセプトが市場の需要と合わなくなってきた可能性がある。

また、AQUOS zero6以降、新しいモデルの開発に関する情報がほとんど出ていない。

これは、シャープがフラッグシップモデルのラインナップを再編成している可能性を示唆している。

現在、AQUOSシリーズでは「AQUOS sense」や「AQUOS R」が主力モデルとして販売されており、特にAQUOS senseシリーズはコストを抑えつつ幅広いユーザーに向けたモデルとして人気がある。

一方で、AQUOS Rシリーズはハイエンド向けに位置づけられている。

このような状況の中で、AQUOS zeroシリーズが継続する意義が薄れてきたと考えられる。

さらに、スマートフォン市場全体の競争が激化していることも影響しているだろう。

iPhoneやSamsungのGalaxyシリーズ、GoogleのPixelシリーズなど、他メーカーのフラッグシップスマートフォンが高い人気を誇る中、シャープがAQUOS zeroシリーズを新たに展開することで市場での競争力を維持できるかどうかは不透明である。

特に、AQUOS zeroシリーズは軽量なボディと有機ELディスプレイを売りにしていたが、現在では他のメーカーも軽量で高性能なスマートフォンを次々とリリースしている。

そのため、シャープがあえてAQUOS zero7を投入する必要性が低くなっていると考えられる。

このように考えると、AQUOS zero7が発売されない理由は、市場のニーズとのズレ、シャープのスマートフォン戦略の変化、そして競争の激化という3つの要因が大きく影響しているといえる。

もし今後AQUOS zero7が登場する可能性があるとすれば、市場のトレンドに適応した大幅な仕様変更が求められるだろう。

zero6の販売終了はなぜ？

AQUOS zero6が販売終了した理由については、いくつかの要因が考えられる。

まず、販売台数の低迷が影響した可能性が高い。

AQUOS zero6は軽量スマホとして注目されたが、市場では他にも多くの選択肢があり、競争が非常に激しい状況だった。

特に、同価格帯ではより高性能なスマートフォンが多く存在し、AQUOS zero6が消費者にとって魅力的な選択肢とはならなかった可能性がある。

また、スペック面での物足りなさも指摘されていた。

AQUOS zero6はSnapdragon 750Gを搭載していたが、同時期に発売された他社のスマートフォンと比べると、処理性能において見劣りする部分があった。

加えて、バッテリー容量が4130mAhと一般的な水準ではあったものの、省電力設計が十分に機能せず、バッテリー持ちが期待ほどではないという声も見られた。

このような理由から、消費者の満足度が高まりにくく、販売が伸び悩んだ可能性がある。

さらに、シャープのスマートフォン事業の戦略変更も関係しているだろう。

近年、シャープはAQUOS senseシリーズやAQUOS Rシリーズに注力しており、フラッグシップモデルとミドルレンジモデルの2本柱で市場を展開している。

AQUOS zeroシリーズはその間に位置するモデルだったが、ターゲット層が曖昧であったため、販売の継続が難しくなったと考えられる。

シャープとしても、限られたリソースをより競争力のある製品に集中させるために、AQUOS zero6の販売を終了した可能性が高い。

このように、販売台数の低迷、スペックの競争力不足、そして事業戦略の変更といった複数の要因が重なり、AQUOS zero6は市場から姿を消すことになったと考えられる。

今後、シャープがこのラインを復活させるかどうかは不透明だが、少なくとも現時点ではAQUOS zero6の後継機が発表されていないことから、シリーズ継続の可能性は低いといえる。

zeroシリーズの後継機はあるのか？

AQUOS zeroシリーズの後継機が登場する可能性について、多くのユーザーが関心を寄せている。

しかし、現在の状況を踏まえると、後継機が登場する可能性は低いと考えられる。

その理由の一つとして、シャープのスマートフォンラインナップの整理が挙げられる。

現在、シャープは「AQUOS sense」シリーズをミドルレンジモデル、「AQUOS R」シリーズをハイエンドモデルとして展開しており、それぞれのシリーズが明確なターゲット層を持っている。

一方で、AQUOS zeroシリーズは「軽量ハイスペック」をコンセプトにしていたものの、市場での需要が限られていたため、販売終了となったと考えられる。

また、技術の進化によって、AQUOS zeroシリーズの特徴であった「軽量ボディ」がスマートフォン市場での大きな差別化要因ではなくなりつつある。

現在では、多くのメーカーが軽量なハイスペックモデルを投入しており、シャープだけがこの分野で強みを持っているわけではない。

そのため、AQUOS zeroシリーズのコンセプトをそのまま引き継ぐ後継機が登場する可能性は低いといえる。

ただし、シャープが新たな形で「軽量ハイスペック」なスマートフォンを投入する可能性はゼロではない。

例えば、AQUOS Rシリーズの派生モデルとして、軽量かつ高性能な端末を開発する可能性はある。

近年のスマートフォン市場では、高性能でありながらコンパクトなモデルの需要が増えており、シャープがそのニーズに応じた新モデルを発表する可能性は十分に考えられる。

現時点では、AQUOS zeroシリーズの後継機に関する公式な情報はない。

しかし、今後の市場動向やシャープの戦略次第では、新たなモデルが登場する可能性もある。

もしシャープが再び軽量ハイスペックモデルを展開する場合、過去のAQUOS zeroシリーズの課題を克服し、より競争力のある製品として再設計されることが期待される。

zero6のスペックは十分だったのか？

AQUOS zero6のスペックは、発売当時の基準で見ても十分なものだったのかどうかを考えると、評価が分かれる部分があると言えます。

まず、このモデルの最大の特徴は「世界最軽量の5G対応スマートフォン」として登場したことです。

146gという軽さは他の5Gスマートフォンと比べても圧倒的に軽量であり、手軽に持ち運べるスマホを求めるユーザーにとっては魅力的な選択肢でした。

しかし、それだけで十分なスペックだったとは言えません。

プロセッサ（CPU）には「Snapdragon 750G」が搭載されており、これはミドルレンジ向けのチップセットでした。

同じ時期に発売された他社のスマートフォンでは「Snapdragon 870」や「Snapdragon 888」など、より高性能なチップが採用されていたことを考えると、AQUOS zero6はハイエンド機ではなく、ミドルレンジ寄りの性能だったと言えます。

そのため、負荷の高いゲームや処理の重いアプリを使う場合には、動作のもたつきを感じることがあったようです。

また、ディスプレイ性能に関しては、6.4インチの有機ELディスプレイ（リフレッシュレート120Hz）を搭載しており、画面のなめらかさは優秀でした。

しかし、解像度はフルHD+（2340×1080ピクセル）であり、他のハイエンドモデルと比較すると若干物足りなさを感じる人もいたでしょう。

さらに、バッテリー容量は4,130mAhで、軽量モデルとしては大容量の部類に入るものの、同時期の他機種では5,000mAh以上のものも多く、電池持ちに関しては可もなく不可もなくという評価でした。

こうした点を総合的に考えると、zero6のスペックは十分とは言えず「中途半端なモデル」になってしまった感があります。

軽量であることを重視するユーザーには魅力的だったかもしれませんが、性能を求める層には物足りなかったのが実情です。

そのため、販売終了に至った背景には、スペック面での競争力の低さも影響していると考えられます。

sense8の欠点と注意点

AQUOS sense8は「バランスの取れたスマートフォン」として評価されていますが、いくつかの欠点があり、購入を検討する際には注意が必要です。

まず、処理性能が中途半端である点が挙げられます。

AQUOS sense8は「Snapdragon 6 Gen 1」を搭載しており、これは最新のエントリー～ミドルレンジ向けのチップセットです。

しかし、Antutuベンチマークスコアは約43万点程度と、過去のミドルレンジモデルと比較してもそこまで高くありません。

そのため、日常的な動作には問題ないものの、ゲームや負荷の高い作業には向かない可能性があります。

次に、カメラ性能の弱さも見逃せないポイントです。

AQUOS sense8のメインカメラは5,000万画素の標準カメラと800万画素の超広角カメラを搭載しています。

しかし、特に夜間撮影や暗所での撮影では画質が粗くなりやすいという声が多く、写真にこだわる人にとっては不満が残る仕様です。

さらに、超広角カメラは画質が劣化しやすく、ノイズが目立つ傾向があります。

そのため、カメラを頻繁に使うユーザーには向いていないと言えるでしょう。

また、充電速度の遅さも欠点の一つです。

AQUOS sense8は18Wの急速充電に対応しているものの、他のスマートフォンが30W～60Wの急速充電に対応している中では物足りません。

さらに、無線充電には非対応のため、利便性の面では他機種に劣る部分があります。

そして、意外なところで指摘されるのが、画面の焼き付き問題です。

AQUOS sense8のディスプレイには有機ELが採用されていますが、シャープ製の有機ELパネルは焼き付きが発生しやすいとの報告があります。

特に常時表示機能（Always On Display）を利用していると、画面の特定部分に焼き付きが生じる可能性があるため、長期間の使用を考えている人は注意が必要です。

このように、AQUOS sense8には一定の欠点があるため、購入前にしっかりと検討することが重要です。

特に、処理性能・カメラ・充電速度・ディスプレイの焼き付きといった点は、人によっては大きなストレスにつながる可能性があるため、自分の使い方に合っているかをよく考えた上で選ぶべきでしょう。

wish4の欠点はどこにある？

AQUOS wish4は、エントリーモデルとして価格を抑えつつシンプルな仕様を特徴としていますが、欠点も多く、購入前に慎重に考えるべきポイントがいくつかあります。

まず、スペックの低さが最大の欠点と言えるでしょう。

AQUOS wish4は低価格帯のスマートフォンですが、搭載されているチップセットの性能が低く、動作がもたつくことが多いとされています。

特に、複数のアプリを同時に開くと動作が遅くなることがあり、サクサクとした操作感を求めるユーザーには不向きです。

また、ディスプレイの品質にも課題があります。

AQUOS wish4には液晶ディスプレイが搭載されていますが、解像度が低く、発色や視野角の面で他のスマートフォンと比較すると劣る部分があります。

特に、画面の明るさが十分でないため、屋外での視認性が悪いことが指摘されています。

日中に外でスマホを使うことが多い人にとっては、ストレスを感じる要因になるでしょう。

さらに、カメラ性能の低さも注意が必要です。

AQUOS wish4はエントリークラスのスマートフォンであるため、カメラの性能は最低限のものに抑えられています。

特に、暗所での撮影ではノイズが目立ち、画質が荒くなりやすいという問題があります。

そのため、カメラをよく使う人にはおすすめできません。

加えて、バッテリー持ちにも注意が必要です。

AQUOS wish4のバッテリー容量はそれなりにあるものの、最適化が十分ではないため、電池の減りが早いと感じる人もいるようです。

また、充電速度が遅く、急速充電にも対応していないため、一度充電が切れると復旧までに時間がかかります。

このように、AQUOS wish4は低価格でシンプルなスマートフォンを求める人には適していますが、スペックの低さ・画面の見づらさ・カメラの性能・バッテリー持ちの悪さといった点に注意する必要があります。

スマートフォンを快適に使いたいのであれば、もう少しスペックの高いモデルを検討するのが賢明でしょう。

AQUOSがゴミスマホと呼ばれる理由を解説

AQUOSスマホの動作が重いと言われる理由

AQUOSスマホは、一部のユーザーから「動作が重い」「レスポンスが悪い」といった声が上がることがあります。

この原因は、ハードウェアとソフトウェアの両方に関係していると考えられます。

まず、搭載されているプロセッサ（CPU）の性能が影響している可能性があります。

AQUOSシリーズにはエントリーモデルからハイエンドモデルまでさまざまな機種が展開されていますが、特にミドルレンジやエントリークラスのモデルでは、最新の高性能チップを搭載していないことが多く、処理速度が遅く感じられることがあります。

例えば、AQUOS senseシリーズは手頃な価格で人気がありますが、搭載されているチップセットはSnapdragon 600番台や700番台といった、ミドルクラス向けのものが中心です。

そのため、重たいアプリを使用すると動作が遅くなることがあります。

また、メモリ（RAM）の容量が足りないことも一因です。

AQUOSシリーズの一部モデルは、RAM容量が4GBや6GBに抑えられていることがあります。

この程度の容量でも軽めのアプリなら快適に動作しますが、SNSや動画編集アプリ、3Dゲームなど、リソースを多く消費するアプリを複数開いた場合には動作が重くなることがあります。

特に、スマートフォンのマルチタスク機能を活用して複数のアプリを同時に使用するユーザーにとっては、動作の遅さがストレスに感じることもあるでしょう。

さらに、シャープ独自のソフトウェアが影響している可能性もあります。

AQUOSスマホには、エモパーや独自の省電力機能など、独自の機能が多数搭載されています。

しかし、これらの機能がシステムに負荷をかけることで、動作が重くなる場合があります。

特に、シャープのスマートフォンはAndroid OSのカスタマイズが比較的多いため、Google純正のPixelシリーズと比べると動作がスムーズでないと感じるユーザーもいるかもしれません。

このようなことから、AQUOSスマホが「動作が重い」と言われる原因には、CPUやメモリのスペック不足、独自機能によるシステム負荷が影響していると考えられます。

特に、AQUOS senseシリーズやwishシリーズなどの低価格帯モデルでは、快適な操作性を求める場合は注意が必要です。

購入を検討する際には、自分の使い方に合ったスペックのモデルを選ぶことが重要です。

Wi-Fiや通信性能の問題は本当か？

AQUOSスマホのWi-Fiや通信性能について、一部のユーザーから「接続が不安定」「通信速度が遅い」といった不満の声が聞かれることがあります。

しかし、これは端末自体の問題だけでなく、使用環境や設定にも大きく左右されるため、慎重に考える必要があります。

まず、Wi-Fiの受信感度が他のスマートフォンと比べて弱いと指摘されることがあります。

例えば、AQUOS SH-M04やAQUOS wishなどのエントリーモデルでは、他のスマートフォンと同じ場所で使用してもWi-Fiのアンテナが1本少ないと感じることがあるようです。

これは、端末の設計上の問題であり、アンテナの配置や内部のシールド構造が影響している可能性があります。

特に、金属製のボディを採用しているモデルでは電波の通りが悪くなることがあるため、影響を受けやすいと言えるでしょう。

また、Wi-Fiに接続しても「インターネットなし」と表示される問題が発生することがあります。

この現象は、Wi-Fiルーターとの相性や接続時の認証プロセスに関係している場合があり、AQUOSスマホ特有の問題とは言い切れません。

ただし、他の端末では問題なく接続できるのにAQUOSスマホだけが接続に失敗する場合は、端末側の設定やソフトウェアの問題を疑う必要があります。

特に、AQUOSスマホはAndroid OSのアップデート後に通信関連の不具合が発生するケースが報告されているため、最新のソフトウェアにアップデートすることで改善することもあります。

さらに、モバイル通信に関しても「電波のつかみが悪い」と指摘されることがあります。

これは、使用する通信キャリアや対応バンドの違いによるもので、例えば楽天モバイルや格安SIMを利用している場合、一部の周波数帯に対応していないことで通信が不安定になるケースがあります。

特に、SIMフリー版のAQUOSスマホを購入した場合は、事前に対応バンドを確認することが重要です。

結局のところ、AQUOSスマホのWi-Fiや通信性能の問題は「本当に端末の問題なのか」「通信環境の影響なのか」を慎重に見極める必要があると言えます。

接続が不安定だと感じた場合は、Wi-Fiルーターの設定を見直したり、端末のソフトウェアを最新の状態に更新することで、改善する可能性があるでしょう。

バッテリー性能と耐久性の評価

AQUOSスマホのバッテリー性能と耐久性については、機種によって評価が大きく異なります。

AQUOSシリーズの中には長時間使用できるモデルもあれば、バッテリーの減りが早いと指摘されるモデルもあるため、個別の特徴を理解しておくことが大切です。

まず、バッテリー容量についてですが、AQUOS senseシリーズやAQUOS Rシリーズは比較的大容量のバッテリーを搭載していることが多いです。

例えば、AQUOS sense8は5,000mAhの大容量バッテリーを備えており、通常の使用であれば1日以上持続する設計になっています。

一方で、AQUOS wishシリーズなどのエントリーモデルではバッテリー容量が少なめであり、特に省電力設計が不十分な機種ではバッテリーの減りが早いと感じることがあります。

また、AQUOSスマホのバッテリー持ちに影響を与える要因として、ディスプレイの消費電力が挙げられます。

AQUOSシリーズは省電力に優れたIGZOディスプレイを採用していることが多いですが、一部の有機ELモデルではバッテリー消費が激しいことが指摘されています。

特に、リフレッシュレートが120Hz以上のモデルでは、画面のなめらかさを向上させる代償として、バッテリーの消耗が激しくなることがあります。

耐久性については、AQUOSスマホは比較的頑丈な設計がされており、防水・防塵性能も備えているため、落下や水濡れに強いというメリットがあります。

しかし、長期間使用するとバッテリーの劣化が進みやすいこともあり、特に2年以上使うとバッテリーの持続時間が短くなると感じることがあるでしょう。

総じて、AQUOSスマホのバッテリー性能と耐久性はモデルによって評価が分かれます。

バッテリー持ちを重視する場合は、大容量バッテリーを搭載したモデルを選ぶことが重要です。

また、長く使うためには、定期的にソフトウェアの更新を行い、充電の仕方にも注意を払うことが必要でしょう。

シャープ製スマホのアップデート問題とは？

シャープ製スマホは、アップデートに関して一部のユーザーから不満の声が上がることがあります。

特に、「アップデートが頻繁すぎる」「更新後に不具合が発生する」「最新OSへの対応が遅い」といった点が指摘されることが多いです。

この問題は、シャープ独自のアップデート方針や、AQUOSシリーズが抱える課題に起因していると考えられます。

まず、「アップデートの頻度が多すぎる」という意見についてですが、AQUOSスマホでは細かいバグ修正やセキュリティパッチの適用が頻繁に行われる傾向があります。

これは、システムの安定性を向上させる目的で行われているものの、ユーザーによっては「毎回のアップデートが煩わしい」と感じることもあります。

特に、アップデート後に端末が一時的に動作不安定になるケースも報告されており、更新のたびに操作感が変わることに戸惑うユーザーも少なくありません。

次に、「アップデート後に不具合が発生する」という問題です。

AQUOSスマホでは、OSやファームウェアの更新後にWi-Fiの接続が不安定になったり、特定のアプリが正常に動作しなくなったりすることがあります。

これに関しては、Android OSのカスタマイズが影響している可能性があります。

シャープのスマホは、ピュアAndroid（Google純正のAndroid）とは異なり、独自のUIや機能が追加されているため、OSの更新に伴って動作が不安定になることがあります。

さらに、「最新OSへの対応が遅い」という課題も見逃せません。

他社のスマートフォン、特にGoogleのPixelシリーズやSamsungのGalaxyシリーズと比較すると、シャープのスマホは最新のAndroid OSへのアップデートが遅れることが多いです。

例えば、GoogleがAndroidの新バージョンをリリースしても、AQUOSシリーズでは数か月遅れてようやくアップデートが提供されるケースが多々あります。

これは、シャープが独自のカスタマイズを行っているため、アップデートの適用に時間がかかることが要因の一つと考えられます。

このように、シャープ製スマホのアップデートには「頻度が多すぎる」「更新後に不具合が発生する」「最新OSへの対応が遅い」といった課題があります。

安定した動作を求める場合は、アップデートの評判を確認してから更新するか、OSのバージョンアップに対応しやすいメーカーのスマホを選ぶことを検討するのも一つの方法でしょう。

他社スマホと比較したAQUOSの評価

AQUOSシリーズのスマートフォンは、他社のスマホと比べてどのような評価を受けているのでしょうか。

結論として、AQUOSは「バランス型のスマホ」であり、特定の分野で突出した性能を持つわけではないものの、安定した機能を求めるユーザーには適していると言えます。

ただし、競争の激しいスマホ市場においては、他社と比較してスペックや価格面で不利な部分もあります。

まず、デザインや耐久性の面では、AQUOSスマホは一定の評価を受けています。

シャープのスマホは、防水・防塵性能が高いモデルが多く、日本のユーザーにとって使いやすい仕様となっています。

特に、AQUOS senseシリーズはMIL規格（米軍の耐久試験規格）に準拠しており、落下や衝撃に強い点が特徴です。

一方で、デザイン性に関しては、SamsungのGalaxyシリーズやAppleのiPhoneと比較するとやや地味な印象を受けることがあります。

特に、ベゼル（画面の枠）の太さや、シンプルすぎる外観がデメリットと感じるユーザーもいるようです。

次に、処理性能に関しては、他社と比べると見劣りする部分があります。

AQUOSのスマホはミドルレンジモデルが中心であり、搭載されているチップセット（CPU）が最新のハイエンドモデルと比べると性能が抑えられていることが多いです。

例えば、同じ価格帯のGoogle PixelやSamsung Galaxyのスマホと比較すると、AQUOSのミドルレンジ機はやや動作がもたつくことがあります。

そのため、高負荷なゲームや動画編集などを頻繁に行うユーザーにとっては、物足りなさを感じるかもしれません。

また、ディスプレイの品質については、AQUOSスマホは強みを持っています。

シャープはディスプレイ技術に優れており、IGZOディスプレイや有機ELディスプレイを搭載したモデルは、低消費電力かつ高画質な表示を実現しています。

ただし、GalaxyのDynamic AMOLEDやiPhoneのSuper Retina XDRと比べると、発色の鮮やかさや視野角の広さで劣ると感じることもあるでしょう。

そして、価格面では他社と比較してやや中途半端な印象を受けることがあります。

AQUOSシリーズは、日本国内向けに特化したスマホであり、価格設定も国内市場に合わせたものになっています。

しかし、同じ価格帯で比較すると、Google PixelやXiaomi、OPPOなどのメーカーがより高スペックなモデルを提供していることが多いため、コストパフォーマンスの面ではAQUOSはやや不利になることがあります。

最後に、アップデート対応の面では、AQUOSは他社と比べて遅れを取ることが多いです。

Google PixelやSamsung Galaxyは、3～5年の長期アップデート保証があるのに対し、AQUOSシリーズでは最新OSへの更新が保証される期間が短めです。

このため、長く使いたいユーザーにとっては、他社のスマホの方が安心できる場合があります。

総合的に見ると、AQUOSは「日本向けの使いやすいスマホ」として一定の評価を受けているものの、性能やアップデートの面では他社に劣る部分があると言えます。

そのため、何を重視するかによって、AQUOSを選ぶかどうかが決まるでしょう。

防水・耐久性やディスプレイ品質を重視するならAQUOSは優れた選択肢ですが、最新のスペックやコストパフォーマンスを求めるなら、他のメーカーのスマホも検討した方がよいかもしれません。

AQUOSがゴミスマホと言われる理由と実態まとめ