Nothingイヤホン修理ガイド。自分で直せる?費用は?

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こんにちは、スマリズのNaoです。Nothingのイヤホン、デザインが洗練されていてかっこいいですよね。

私もEarシリーズ、その透明なデザインに惹かれて使っています。

ただ、毎日使っていると「あれ?」と思う瞬間も。

急に接続不良になったり、ケースに入れても充電できないトラブルが起きたりすると、結構焦ってしまいます。

特にワイヤレスイヤホンは精密機器なので、ちょっとしたことで不具合が起きやすいのかもしれません。

片耳だけ聞こえなくなったり、最悪ケースごと紛失した、なんて話も聞きますし、特に初期のモデルEar (1) のサポートが今どうなっているのか、気になりますよね。

保証は効くのか、修理に出すとしたら日数や費用はどれくらいかかるのか…。

わからないことだらけで不安になるかもしれません。

この記事では、Nothingイヤホンの修理について、まず自分で試せる対処法から、公式サポートへ依頼する実際の手順まで、私の調べた情報をわかりやすくまとめました。

修理か買い替えか、判断するためのヒントになれば嬉しいです。

記事のポイント
  • 修理に出す前に自分で試せる対処法
  • 片耳紛失やEar (1) のサポート実態
  • 公式サポートの連絡先と修理の流れ
  • 修理の保証期間や費用の目安


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Nothingのイヤホンを修理する前に試すこと

  • 接続不良やリセットの方法
  • 充電できない時の確認点
  • 片耳やケースを紛失したら
  • Ear (1) のサポート状況
  • アプリでイヤホンを探す


接続不良やリセットの方法

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Nothingイヤホンを使っていて一番「ドキッ」とするのが、接続不良かもしれませんね。

昨日まで普通に使えていたのに、急に音が途切れたり、音飛びがひどくなったり、スマホがイヤホンを認識してくれなくなったり…。

片耳だけしか聞こえない、なんていう症状もよく聞きます。私も経験ありますが、結構焦ります。

でも、慌てて「故障だ!」と決めつけてサポートに連絡する前に、試せる対処法がいくつかあります。

大抵の場合、ソフトウェアの一時的な不具合だったりするので、難易度の低い順にチェックしていきましょう。

ステップ1:Bluetoothのオン・オフと端末再起動

まずは一番簡単で、効果も高い方法から。

スマホ側の一時的な通信エラーをリフレッシュする操作です。

  1. スマホ側のBluetoothをオフ→オン
    コントロールセンターや設定アプリから、Bluetoothのスイッチを一度オフにし、数秒待ってから再度オンにしてみましょう。スマホ側で一時的に通信が混乱しているだけなら、これだけであっさり復活することがあります。

  2. スマホ自体の再起動
    それでもダメなら、イヤホンではなくスマホ自体を再起動させてみましょう。OSレベルで動いているBluetoothの管理機能(スタック)やキャッシュがクリアされて、接続が安定する場合があります。

意外とこれだけで直ることも多いので、面倒くさがらずに試してみてくださいね。

ステップ2:ペアリングの「解除」と「再登録」

ステップ1でダメな場合、次に試してほしいのがペアリングの「やり直し」です。

単にBluetoothの接続を切るのではなく、スマホのBluetooth設定画面に行って、登録されているNothing Earのデバイス情報を「削除」または「このデバイスの登録を解除」といった操作で、完全に消去します。

一度スマホに「このイヤホンのこと忘れてね」と指示するイメージですね。

デバイス情報を完全に削除したら、イヤホンをケースに戻し、フタを開けてペアリングモード(ケースのボタン長押しなど)にして、もう一度最初からペアリングを試みてください。

これだけで「片耳しか聞こえない」といった左右の同期ズレのような不具合が解消することも多いです。

ステップ3:最終手段「工場出荷時リセット」

上記すべてを試しても改善しない場合の最終手段が、イヤホン本体の「工場出荷時リセット」です。

イヤホン側に保存されているペアリング情報や設定を、すべて購入時の状態(工場から出荷された時)に戻します。

手順はNothingのEarシリーズでだいたい共通しています。

リセットがうまくいかないこともあるので、念のため、イヤホンとケースがそれぞれある程度(50%以上など)充電されている状態で試すのがおすすめです。

基本的なリセット手順(Earシリーズ共通)

  1. 両方のイヤホンを充電ケースに正しくセットします。

  2. ケースのフタは開けたままにします。(フタを閉めるとリセットモードに入らないので注意です)

  3. ケースの側面や底にある機能ボタン(丸いボタン)を、約10秒間、そのまま長押しします。

  4. ケースのインジケーターランプが赤く3回点滅したら、リセット完了の合図です。(モデルによって点滅の仕方が少し違うかもしれませんが、赤系の点滅がリセットのサインですね)

リセット後の最重要ポイント:スマホ側の登録削除

リセットが完了したら、イヤホンは「初めまして」の状態に戻っています。

ここで一番大事な注意点があります。

リセット後、ペアリングがうまくいかない時は?

リセットしたイヤホンを再度ペアリングしようとしても、スマホ側には「以前ペアリングしたAさん(イヤホン)」の情報が残ったままです。

そのため、スマホ側が「あれ?前にもいた人(イヤホン)だ」と混乱して、うまく接続できないことがあります。

工場出荷時リセットを行った後は、必ずセットで、スマホ側のBluetooth設定からも、古いNothingイヤホンのデバイス情報を「削除」または「ペアリング解除」してください。

【スマホ側で削除】→【イヤホンをリセット】→【改めて新規ペアリング】、この流れが一番確実かなと思います。

それでも改善しない場合

このリセット操作をしても接続不良が続く場合、考えられるのは以下のケースです。

ハードウェアの故障: これらすべてを試してもダメな場合…いよいよアンテナやチップなど、ハードウェア(本体)の故障の可能性が高まってきます。その場合は、修理のセクションで紹介する「公式サポートへの連絡」に進むことになりますね。

スマホ側の問題: 他のPCやタブレット、ご家族や友人のスマホでも同じ症状が出るか試してみましょう。もし他のデバイスでは問題なく繋がるなら、原因はイヤホンではなくあなたのスマホ側(OSや設定)にあるかもしれません。

ファームウェアの問題: Nothing Xアプリを開いて、イヤホンのファームウェアが最新になっているか確認してみてください。もし接続が不安定でアプリ確認もできない場合は、一度接続できるデバイスを探してアップデートを試す必要もあるかもです。

充電できない時の確認点

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ケースに戻しているのに、いざ使おうとしたら充電されていなかった…なんて時も焦りますよね。

「ケースのランプは点いてるのにイヤホンが充電されない」とか、「そもそもケース自体が充電できない」とか、症状もいくつかパターンがあるかなと思います。

これも「接続不良」と同じく、故障を疑う前にまず確認すべき物理的なポイントがいくつかあります。

大抵は「接触が悪い」だけだったりしますからね。

原因1:イヤホンとケースの「接点不良」

これが一番多い原因じゃないかなと思います。

イヤホン本体側を見ると、充電用にくぼんだ金色の充電端子(銅ピン)がありますよね。

そしてケース側には、それを受け止めるためにバネで上下する細いピン(ポゴピン)が搭載されています。

このどちらかに、目に見えないレベルの皮脂、汗の塩分、耳垢、あるいはポケットの中のホコリが付着していると、電気がうまく流れずに充電不良を起こします。

接点のクリーニング方法

この清掃はとてもデリケートなので、優しく行うのが鉄則です。

  • 用意するもの: 乾いた柔らかい布(メガネ拭きなど)、乾いた綿棒。

  • イヤホン側(銅ピン): 乾いた綿棒の先で、金色の端子部分を優しくクルクルと拭き取ります。皮脂がこびりついている場合は、綿棒の先をほんの少しだけ水で湿らせ(”濡らす”のではなく”湿らせる”程度)固く絞ってから拭き、すぐに乾いた綿棒で水分を完全に拭き取ってください。

  • ケース側(ポゴピン): ケース側の穴は細いので、綿棒を押し込むと先端がちぎれて中に残ってしまう危険があります。綿棒の先端を少しほぐすか、細い綿棒を使って、ピンの頭を「押す」のではなく「撫でる」ように優しく拭き取ります。ピンがバネでちゃんと上下に動くかも、ついでに確認しておくと良いですね。

クリーニング時の絶対NG行為

アルコールや洗剤、溶剤などは絶対に使わないでください。

プラスチック部分を劣化させたり、内部の防水シールを痛めたりする原因になります。

また、接点を爪楊枝やピンセットなどの硬いもの・鋭利な金属でこするのも厳禁です。

メッキが剥がれてサビの原因になり、完全に故障してしまいます。

原因2:イヤホンが正しく「収まっていない」

Nothingのイヤホンはマグネットでカチッとケースに収まるので、あまりズレることはないと思いますが、これも盲点になりがちなポイントです。

  • イヤーピースの干渉:
    特に、純正品以外のイヤーピース(Complyのフォームタイプなど)に交換している場合に注意が必要です。イヤーピースのサイズや素材によっては、純正品よりわずかに大きく、ケースのフタや底に干渉して、イヤホン本体が奥まで「カチッ」と収まりきらないことがあります。
    この状態だと、マグネットはくっついていても充電端子同士が数ミリ浮いてしまい、接触不良を起こします。もし心当たりがあるなら、一度イヤーピースを外した状態でケースに戻し、それで充電が開始されるか試してみてください。

  • 物理的な接触確認:
    公式サポート情報にも「イヤホンをケースに入れ、軽く振って接点が密着するか確認」という案内がありました。一度イヤホンを取り出して、もう一度「カチッ」と音がするのを確認して入れ直すのも良いですね。

原因3:「充電ケース自体」が充電できていない

イヤホンばかりに目が行きがちですが、大元のケース自体が充電できていなければ、当然イヤホンも充電できません。

  • USB-Cポートの確認:
    ケース底面のUSB-Cポート、懐中電灯などで中を覗いてみてください。ポケットやカバンに入れていると、ホコリの塊や糸くずがギッシリ詰まっていることがよくあります。これがプラグの奥までの挿入を邪魔して充電できなくなります。
    もし詰まっていたら、電源を切ったプラスチック製や木製の爪楊枝など、電気を通さない細いもので慎重にかき出してください。(金属製のピンなどはショートの危険があるのでNGです)

  • ケーブルや充電器の確認:
    「いつものケーブルで充電できない」と思ったら、ケーブルが内部で断線していた、というのもよくある話です。<別のUSB-Cケーブルや、別のACアダプター(充電器)に変えてみて、充電が開始されるか試してみましょう。

  • ワイヤレス充電の確認 (対応モデルの場合):
    もしワイヤレス充電(Qi)で充電できないなら、充電パッドの「位置ズレ」が原因かもしれません。Nothingのロゴ(コイルの位置)と、充電パッドの中心が合うよう、少し位置をずらしてみてください。それでもダメなら、ワイヤレス充電が故障している可能性も考え、一度USB-Cケーブルを挿して有線で充電できるか試してみましょう。

原因4:バッテリーの「過放電」または「環境温度」

最後に、バッテリー自体の特性によるものです。

  • 過放電(バッテリーが空っぽ):
    イヤホンもケースもバッテリー残量が0%のまま長期間放置してしまった場合、バッテリーが「過放電」という状態になっていることがあります。この状態からだと、ケーブルを挿してもすぐには充電が開始されません。

    公式がアナウンスしているように、イヤホンをケースに入れたまま充電ケーブルに接続し、最低でも10分、できれば30分ほどはじっと待ってみてください。バッテリーを「起こす」ための予備充電に時間がかかっているだけかもしれません。

  • 充電時の環境温度:
    リチウムイオンバッテリーは、極端な温度(高温・低温)に非常に弱いです。例えば、真夏の車内(ダッシュボードなど)や、真冬の屋外など、極端な温度環境ではバッテリー保護機能が作動し、意図的に充電が停止されます。

    公式が推奨する快適な室温(約25℃)での充電がベストです。もし暑すぎたり寒すぎたりする場所で充電できない場合は、常温の室内にしばらく置いて、イヤホンやケース自体の温度が馴染んでから再度試してみてくださいね。

これらのセルフチェックをすべて行っても充電が開始されない場合は、残念ながらイヤホンかケース内部のバッテリー、あるいは充電回路自体がハードウェア的に故障している可能性が高いです。

その場合は、次のステップ(公式サポートへの連絡)に進むことになりますね。

片耳やケースを紛失したら

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これは想像するだけでへこみますが…。

片耳だけ、あるいは充電ケースだけを無くしてしまった場合、どうなるんでしょうか。

残念ながら、Nothingの公式サイトでは「片耳やケース単体の販売」は明文化されていません。

つまり、公式ストアで片耳だけポチる、ということはできないんですね。

ただ、海外のコミュニティ(Redditなど)の報告を見ていると、サポートに個別に連絡したら「有償で片耳だけ提供してもらえた」という報告もあれば、「対応不可と断られた」という報告もあって、どうも対応は一貫していないようです。

国や時期、サポート担当者、そして何より在庫状況によって対応が変わる可能性が高いかなと思います。

フリマアプリでの調達は自己責任

メルカリやヤフオクなどで片耳やケースだけ出品されているのを時々見かけます。

手っ取り早い解決策に見えるかもしれませんが、これには大きなリスクが伴います。

  • ペアリング不可のリスク: 公式のヘルプ情報では「異なる個体の左右を確実に再同期できる」という保証はされていません。同一モデルであっても、製造時期やファームウェアの違いなどでペアリングできない可能性があります。

  • 偽物や状態不良のリスク: 当然ですが、本物である保証はなく、すぐに壊れるような粗悪品である可能性も否定できません。

こうしたリスクを承知の上で試す場合は、あくまで自己責任ということになりますね。

結論として、紛失した場合はまずダメ元でも、公式サポートに「片耳(またはケース)を紛失したのだけど、有償で提供してもらうことは可能か?」と相談してみるのが一番確実かなと思います。

Ear (1) のサポート状況

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Nothingを世に知らしめた初代モデル「Ear (1)」。

私もこのデザインに衝撃を受けてNothingを知った口ですが、このモデルはすでに生産終了品として扱われています。

公式コミュニティのアナウンスによると、Ear (1) に関しては部品を使った「修理」は行われず、在庫状況に応じた「交換対応」が中心になるようです。

おそらく、修理用の交換部品(パーツ)の在庫がもうない、ということなんだと思います。

もし保証期間内に不具合が出た場合、運良くEar (1) の交換在庫があれば新品(またはリファービッシュ品)と交換になるでしょうし、もし在庫がなければ、後継モデル(Ear (2) や Ear (a) など)への代替提案となるケースもあるかもしれません。

保証が切れている場合の有償対応も同様で、修理は期待できず、在庫次第での交換提案になる可能性が高いです。

Ear (1) ユーザーの方は、その点を頭に入れておくと良さそうです。

アプリでイヤホンを探す

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「家の中でどこに置いたか忘れた!」という、割とよくある(?)紛失シチュエーションで役立つのが、Nothingの管理アプリ「Nothing X」の機能です。

アプリ内に「Find My Earbud(イヤホンを探す)」というメニューがあります。

これを使うと、イヤホン本体から「ピピピッ」という電子音を鳴らして、音を頼りに場所を特定できます。

ただし、この機能が使えるのは、以下の条件が揃っている時だけです。

「探す」機能の利用条件

  • イヤホン本体にバッテリー残量があること
  • スマホとイヤホンがBluetoothで接続されていること(=通信圏内にあること)
  • (当然ですが)イヤホンがケースに入っていないこと

つまり、外出先で落として遠く離れてしまった…という場合には残念ながら使えません。

あくまで「部屋のどこかにあるはずなんだけど…」という時のための、近距離探索用のお守り機能ですね。

Nothingのイヤホン修理に関する公式手順

  • 日本国内のサポート連絡先
  • 修理にかかる日数と流れ
  • 保証期間と無償の条件
  • 保証外の修理費用と送料
  • Nothingのイヤホン修理に関する総まとめ

日本国内のサポート連絡先

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Nothingはロンドンを拠点とする海外メーカーですが、ちゃんと日本のサポート窓口が用意されています。これは安心できるポイントですね。

いざという時に日本語で相談できるのは大きいです。

Nothing Japan カスタマーサポート

急いでいる場合や、具体的な症状を口頭で詳しく説明したい場合はフリーダイヤルが便利ですね。

一方、Webフォームなら時間や曜日を問わずいつでも申請が可能ですし、症状を撮影した写真などを添付できる場合もあります。

サポートに連絡する際は、製品のシリアル番号や、購入日・購入店がわかるもの(レシートやECサイトの注文履歴スクリーンショットなど)をあらかじめ準備しておくと、話がスムーズに進みます。

申請が受理されると、サポートから製品の送付先や手順が案内されますが、その際に「RMA番号(返品許可番号)」が発行される場合があるようです。

これは「あなたの修理依頼をこの番号で管理しますよ」という整理番号のようなものなので、メールなどはしっかり保存して、送付状などに記載を求められたら忘れずに書きましょう。

修理にかかる日数と流れ

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サポートに連絡した後の、一般的な流れは以下のようになります。

状況によって多少前後するかもしれませんが、大まかなイメージはつかめるかなと思います。

  1. 修理・交換リクエスト
    ユーザーが電話またはWebフォームでサポートに連絡。症状や購入情報を伝えます。

  2. 製品の返送
    サポートからの指示に従い、指定されたサービスセンターへ製品を返送します(RMA番号が必要な場合あり)。

  3. 診断(アセスメント)
    サービスセンターに到着後、専門の技術者が製品をチェック。症状の確認と、不具合の原因が製品側にあるのか、外的要因(落下や水濡れなど)によるものかを診断します。ここで保証が適用されるかも判断されます。

  4. 解決策の提示
    診断結果に基づき、サポートからユーザーへ連絡が入ります。
    • 保証内(無償)の場合:「無償で修理(または交換)します」
    • 保証外(有償)の場合:「修理費用は〇〇円になりますが、どうしますか?」という見積もりが提示されます。
  5. 修理・交換品の発送
    ユーザーが見積もりを承諾した場合(または無償対応の場合)、修理作業または交換品の準備が行われ、ユーザーへ発送されます。有償修理をキャンセルした場合は、製品がそのまま返送されます。

気になる日数ですが、公式の案内では、サービスセンターでの診断・修理工程自体は「3~5営業日」が目安とされています。

ただし、これはあくまで作業時間です。

実際には、自分が製品を送る配送日数と、修理・交換品が戻ってくる配送日数がプラスでかかります。

住んでいる地域や物流の状況にもよりますが、サポートに連絡してから手元に戻ってくるまで、トータルでは1~2週間程度は見ておいた方が安心かもしれませんね。

保証期間と無償の条件

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修理や交換が無料になるか、有料になるか…。

一番の分かれ目になるのが「保証期間」ですね。

Nothingのオーディオ製品(イヤホンやヘッドホン)の限定保証期間は、原則として「購入日から12か月(1年間)」です。

購入時のレシートや注文履歴は、この保証を受けるために非常に重要なので、最低1年はしっかり保管しておきましょう。

この1年間の期間内に、製品自体の不具合(普通に使っていたのに音が出なくなった、充電されなくなったなど)、いわゆる「自然故障」が発生した場合は、無償での修理または交換の対象となります。

ただし、注意点もあります。

保証期間内でも「対象外」になるケース

購入から1年以内であっても、以下のような「人為的な損傷」や「過失」が原因と判断された場合は、保証が適用されず、有償修理扱いになるので注意してください。

  • 水濡れ・水没: 雨に濡れた、飲み物をこぼした、洗濯してしまった、など。
  • 物理的損傷: 落下させた、強く圧迫して割れた・破損した、など。
  • 無断分解・改造: 自分でケースを開けたり、部品を交換しようとしたりした痕跡がある場合。
  • 非正規修理: 公式以外の修理店で修理した場合。

要は「自分のせい」で壊してしまった場合は、保証期間内でも無料にはなりませんよ、ということですね。

特に「水濡れ」と「落下」はうっかりやってしまいがちなので、取り扱いには注意したいところです。

保証外の修理費用と送料

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保証期間(1年)を過ぎてしまった場合や、先ほどの保証対象外ケース(水濡れや落下など)に当てはまる場合は、残念ながら有償での修理となります。

ここで一番気になるのが「じゃあ、いくらかかるの?」という修理費用ですが…。

Nothingは、部品価格や修理費用の一般向けリストを公開していません。

これは、症状や破損箇所によって交換する部品や作業工数がまったく異なるため、一律で「いくら」と言えないからだと思います。

すべてのケースで、サービスセンターで実物を診断した後に「個別見積もり」として、あなた専用の修理費用が提示される方式です。

そして、もう一つ重要なのが「送料」の扱いです。

これも保証内か保証外かで変わってきます。

修理の区分修理・交換費用往復の送料
保証内(自然故障)Nothing負担(無償)Nothing負担(無償)
保証外(保証切れ、人為的損傷)ユーザー負担(有償)ユーザー負担(有償)

上記の表の通り、保証が切れている(保証外)の場合、修理費用そのものに加えて、サービスセンターへの往復送料もユーザー負担となります。

つまり、見積もりをもらって「うーん、思ったより高いな…」と思って修理をやめた(キャンセルした)場合でも、診断のための往復送料だけは請求されてしまう可能性があるので、その点は覚悟しておいた方がいいですね。

修理か、買い替えか?

保証外修理の場合、提示された「見積もり額+往復送料」の合計金額が、判断の分かれ目になります。

例えば、その合計額が新品価格の半分を超えるようであれば、私なら修理せずに新しいモデルへの買い替えを検討するかもしれません。

特にNothingはEar (2)やEar (a)など、機能が向上した後継モデルも出ていますからね。

提示された見積もり額と、新品・中古品の価格を比較して、どちらが自分にとってベストな選択か、冷静に判断するのが賢明かなと思います。

Nothingのイヤホン修理に関する総まとめ

最後に、nothing イヤホン 修理について、どう行動すべきかのポイントをまとめます。

まず、不具合かな?と思ったら、慌てずに「端子の清掃」や「工場出荷時リセット」など、自分でできることを試してみるのが大事です。

これで直れば、時間もお金もかからず一番ラッキーですからね。

それでもダメな場合、購入から1年以内(保証内)であれば、迷わず公式サポート(0120-789-830)へ連絡しましょう。

自然故障であれば、無償で修理または交換してもらえる可能性が高いです。

保証が切れている場合や、自分で壊してしまった(保証外)場合は、診断後の「個別見積もり」次第になります。

送料も自己負担になることを考えると、修理費用によっては買い替えを検討した方が、総合的に満足度が高いかもしれません。

Ear (1) のサポートは交換が中心、片耳紛失はケースバイケースなので、これらもまずはサポートに相談してみる、という流れになりますね。

この記事で紹介した情報(特に保証内容やサポート体制、連絡先)は、私が調査した時点(2025年11月)のものです。

規約や料金、サポートの運用は将来変更される可能性もあります。

最終的な判断や、正確な最新情報については、必ずNothingの公式サイトで直接ご確認いただくか、カスタマーサポートへお問い合わせください。